こんにちは。コマク妻です。
前回は1人目の子どもの肌荒れで受診したときのエピソードを書きました。
たんまり処方されたステロイドと保湿剤を持って帰宅したコマクくんとわたし。
さあ、どうしましょう。
続きです。
処方された薬はどうなったか
コマクくんは子どもの肌荒れを良くしてあげたいと思っていたようで、ステロイドも保湿剤も塗ったほうがいいんじゃないかな?という考えでした。
わたしは、ステロイドは塗りたくなかったです。
明確な理由は当時のわたしにはありませんでしたが、塗ってはならぬと、感じていました。
2人で話し合いをしても、答えが出ないので、妊娠出産でお世話になった助産院の助産師さんに意見を聞いてみることにしました。
助産師さんは、
ステロイドは塗れば治るよ〜。
すぐにツルッと見かけはきれいなお肌になる。
でも本当にそれが根治と言えるかどうかは別。
痒くて眠れないとかそんなことがないなら様子を見てもいい。
肌荒れを見ていて辛いならステロイドを塗って治してあげてもいい。
保湿剤は石油からできている薬だよ。
自分たちでよくよく考えて薬をどうするか決めるといい。
あと泡で洗顔は刺激になるからしなくていいと思うよ〜。
と話してくれました。
あ。やっぱり。ステロイドってそういうものだよね。
保湿剤って、石油からできてるんだ。
そうしたら保湿剤も塗りたくないな。
そう思って、それまでのオイルを塗って、様子を見ることにしました。
子どもの肌荒れは少しよくなって、また大荒れになって、かと思えば少しよくなって、、そんな繰り返しでした。
自然療法との出会い
お肌の様子に一喜一憂しながら、オイルを塗り塗りする日々。
そんな頃、コマクくんが転職をして、赤ちゃんを預かる施設で働きだしました。
施設の子どもは少しの肌荒れでもステロイドを塗っていたので、どの子もお肌は嘘みたいにツルピカだったそうです。
コマクくんは転職してしばらくすると、施設の子どもと我が家の子どものお肌を比べて言いました。
やっぱり薬を塗って治してあげたほうがいいのではないか?と。
わたしはやはり明確な理由はないけれど(笑)薬は塗りたくなかったので反対しました。
でも、子どもの肌荒れはお顔のみならず、背中やお腹、膝の裏、肘の裏など範囲が広がってきました。
そうだ、また助産院の助産師さんに相談しよう!
思いついたわたしたちは、助産師さんに電話をします。
そこで自然療法を提案してもらい、自己紹介の巻きで紹介した本間真二郎氏の著書を教えてもらったのでした。
自然療法とは簡単に言えば、なにもしないこと。
ステロイドも塗らないし、保湿もしない。
肌荒れへの対応に悩んでいたわたしたちですが、本間氏の著書を読んで、すごく納得したため、何もしないという選択をしました。
同時に、助産師さんは自然食品の入手方法を教えてくれました。
天然醸造の調味料や、自然塩、無農薬野菜、加工品、肉魚卵、、。
安心安全で力のある食材を食べることが、子どもの持っている治癒力をサポートすることにも繋がるし、なによりそのような本物の食材はおいしい。
こうして、いわゆる自然派という道に踏み込むことになりました。
それが、生後5ヶ月の頃です。
子どものお肌はどうなったか
塗りたくっていたオイルを一切やめ、肌荒れ自体気にすることをやめました。
するとわたしも、以前とは比べものにならないくらい気楽な気分でいられました。
子どもの肌荒れは、時間はかかりましたが、離乳食の開始とともに治癒が進みました。
離乳食開始直前が一番荒れていて、治癒するエネルギーが足りなかったかのように見えました。
その後、わたしたちから見ればお肌は随分きれいになっていましたが一歳のうちは他人から あらお肌が荒れてるのね?なんて言われることが多かったです。
2歳になると、つるっとサラサラすべすべのお肌になりました。
1人目の子どもは、薬の力を借りず、保湿剤も使わず、大荒れだったお顔も、体も、自分の力で治癒させました。
治る、治癒する、とは
この経験はわたしにとってすごく大きかったです。
人間には、自分で自分をどうにかする力が備わっているということを、身をもって実感しました。
看護師をしている頃、患者さんの具合の悪いところ、調子の悪いところには必ず薬がありました。
《 薬で治す 》ことが良いこと、最善であると、医療の現場で見てきました。
でも、わたしの1人目の子どもがわたしに見せてくれた経過、そこから、本来人に起きていることに手を加えることは不要なんだと学びました。
めちゃくちゃに荒れているお肌が、ある薬を塗れば2.3日でツルツルになる。
でも、薬を塗ることをやめれば、また荒れます。
治っているのではなくて、治っているように見せているだけのように感じます。
そうじゃなくて、本当の意味で、治る、治癒するっていうことは、自分の治癒力と自然の治癒力を使って、完全に治癒させることなのだと強く感じました。
わたしたち人間が、本来持っている力を最大限活かすことができるよう、ふだんから気を配って身体を整えること、自然の力を味方につけること、それが大事なんだなあと、実感したわけです。
そしてそれを実践するには、自然に沿った生き方をすることなんだと、強く思うようになりました。
おわりに
長くなりましたが、この一連の経験が、コマク家を自然派にしたのです。
わたしは現在の生き方、とても気に入っています。
完全に自然に沿った暮らしができているわけではありませんが、身体の調子が良く、心も健やかでいつもだいたいは笑顔で過ごすことができています。
1人目の子どもの肌荒れはコマク家を自然派生活に導くためのものだったのだと、わたしの中では意味付けしています。
全てのことに理由がある。
1人目の子どもには本当に感謝しています。
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