こんにちは!コマク妻です!
前回はお料理中にゴボウを切る勢いで指をザクッといってしまったところまでお話ししました。
2人の子どもがわちゃわちゃする中、一体どうしたのでしょう!
続きです。
止血を試みる元看護師
そう。皆さん忘れていたかもしれませんが、コマク妻は昔看護師をしていました。
本当に、勢いよく切ってしまったので(なんなら包丁は骨に当たって止まりました)出血もなかなかの勢いでした。
学生の頃授業で、止血したいときは動脈を圧迫するだの、患部を心臓より高くするだの、やったなあ!と思い出します。
とりあえず、傷口の両端をくっつけて、その辺にあったキッチンペーパーで力を込めて抑えました。
指だったので、手首の動脈も抑えて、そして腕を高く上げました。
上の子はなんだなんだと楽しそうにしていますが、下の子はご機嫌斜めを継続中で泣いています。
すまない子どもたち!と思いつつ、5分ほどは頑張って抑えたと思います。
手を離してみると、なんと!
全く止血する気配がありません。
でしょうね。
うーん困った!
なんとタイミングの悪いことに、同じ敷地内に住む祖母はその日お出かけをしていたため、ちょっと指切っちゃったから子どもと遊んでて〜!とヘルプを頼むことができなかったのです。
どうしたものか、とりあえず、血が止まってくれないと何もできないな、、。
そして、少し考えた末に、思い出すのです。
チドメグサの存在を。
チドメグサで止血を
初めての経験なので念のためお出かけ中の祖母に電話して確認をします。
ーーおばあちゃん、指をざっくり切ってしまったんだけどこの前の黄色い花のチドメグサ、茎を折って、黄色い汁を傷につけたらいいんだよね?
ーーそうだよ。大丈夫かい?
手順など、確認する必要もない程度のものです。
でも、やはり、自分1人で未知のチドメグサを傷に塗る踏ん切りがつかなかったのでしょう。
祖母と話をしたことで、意を結します。
チドメグサはお外にある。
上の子は言えば着いてきてくれるけど、下の子は、、。
当時生後半年頃の下の子は、もちろんまだ歩けません。
えーい後で洗えばいいかー!!と、傷を抑えながらなんとかおんぶし、3人でお外に出ます。
そしてチドメグサを見つけ、茎を折ります。
そして抑えていないと血が出続ける傷口に黄色い汁を塗ります。
その瞬間、なんだこれ???と感じました。
今までに感じたことのない、ピリピリする痛みを傷口に感じたのです。
え?これ、今までの人生の中でいちばん痛いけど。
でも、黄色い汁は血に触れると、瞬時に反応して茶色?黒?っぽい色に変化して、固まっていました。
そう、本当に、瞬間的に止血に成功したのです。
チドメグサの正体
チドメグサ、やっぱり、昔の人はすごいこと知ってるな〜などと感心しながらお部屋に戻りしばらくしたときのことです。
切ってしまった指の動きが悪くなってきたことに気が付きます。
そして、次の瞬間には自分の意思で動かなくなったのです。
え!神経も切った!?
今振り返れば、神経を切ったなら指を切った直後から動かなくなるはずですが、そのときはそのほかに思い当たる節がありませんでした。
反対の指で曲げることはできても、反対の指の力を借りなければ、動かないのです。
これは大変!と友人の医師に連絡してみたりしているうちに、幸いにも指は感覚と動きを取り戻していきました。
いや〜なんだったんだろう〜なんて、ヒヤヒヤしたりして。
夜、ふと考えていたら、そういえば指が麻痺しかけた前にチドメグサを塗ったなあと、やっとチドメグサと麻痺との因果関係があるのではと疑いが出てきました。
そこでインターネットを調べてみると、チドメグサはとても強力で、生のまま摂取すると最悪の場合死に至こともある薬草だということがわかりました。
ちょっと、震えましたね。
うっかりしたら、本当に麻痺してしまっていた可能性もあったのかもしれない。
でも、自分の指に起きていたことの原因がわかって、スッキリしたのと同時に、そのへんに生えている雑草なのに、強力な作用のある薬草だなんて、感動的だなあとも思いました。
ちなみに、本当は外に出るはずだった大量の血が急にチドメグサで止められてしまったから、傷周りがめちゃくちゃ腫れてしまうのではないか?と心配したのですが、全くそのようなことはなかったです。
キズパワーパッド的な、密閉する保護剤を貼って、経過良好。
今では跡もわかりません。
なんか、いろんな意味で、すごい草ですよね。
おわりに
みなさんが経験のないお話を共有できたら楽しいかなあなんて思って、このお話しを書きました。
確かに指が麻痺しかけた時はやばいと思いましたが、でも本当に、チドメグサしか頼れるものがなかったし、結果瞬間的に止血ができたので結果オーライだったと思っています。
頼れるものらチドメグサしかない、そんな現代社会で育児をしていくことって、本当に大変ですよね。
家庭だけじゃなくて、近所の人、地域の人、みーんなで子育てができていたら、わたしも麻痺しかけずにすんだのかもしれません。
まっ、チドメグサ、興味のある方は是非調べてみてくださいねー!
それでは!
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