初めての集団生活、母子分離と登園拒否の涙

子育て

こんにちわ。こまく妻です。

新学期が始まってもうすぐ1週間ですね。

我が家でも3歳の次男坊かえちゃんが5歳のまーくんの通う自然保育の保育園(保育園と名乗っていますが実質的には幼稚園です)に登園を始めました。

今年度入園した子どもはかえちゃんを合わせて5人。

その子どもたちが初めての集団生活へ適応するために頑張っている様子を間近でみて、感じていることを今日は記事にしてみようと思います。

初めての保育園や幼稚園に子どもが入園した親御さんの中も、登園渋りや登園拒否に直面している方も少なくないはずです。

でもそれは当たり前の反応であると、私は考えています。

母と離れての反応

私の子どもたちが通う保育園は私のように(笑)熱心なお母さんが多いです。

基本的に子どもを未満児クラスの保育園に入れて仕事をしている人は少ないです。

今年度入園した子どものお母さんたちも全員自宅保育ののち、子どもはこの保育園で初めての集団生活を経験しています。

このブログを超隅々まで読んだ方がもし万が一いればご存じだと思いますが、我が家の長男まーくんの登園渋り?登園拒否?入園拒否?もなかなか凄まじいもので、入園したての頃は1ヶ月強保育園の活動に私か夫が付き添ったのち、やっとのことでひとりで登園できるようになりました。

今回入園した子どもたちの初めての登園日。

どんなものかと思いながら行ってみるとなんと全員泣いていない。

フラフラしたり、他のお友達と関わってみたり、折り紙をしてみたり、みんな落ち着いていました。

「ひええ〜〜〜。やっぱりまーくんの反応って普通じゃなかったよね〜。みんなすごいな〜」と感心していましたが、登園後1時間くらいたったとき、ひとりの子がわんわん泣き始めました。

この記事ではその子のことをあーちゃんと呼ぶことにしましょう。

あーちゃんはどうやらお母さんの名前を呼びながら泣いてるようです。

お母さんはすでに保育園からお家に帰っていて、あーちゃんはお母さんがいないこと、戻ってこないことに気がついて寂しくなってしまったようでした。

園長先生はあーちゃんのお母さんに電話して、保育園に戻ってもらい、その日の活動に付き添ってもらうことになりました。

あーちゃんが泣いている様子を見て、入園したてのまーくんの様子がフラッシュバックし、心穏やかでいられなくなってしまった私。(笑)

まーくんの時はお友達もいなくて、自然と私から離れて遊べる経験もさせてあげられなかったし、お友達のお母さんと顔見知りになって私の他にも信じていい大人がいることを知ってもらう機会がありませんでした。

それがまーくんが初めての保育園でなかなか私から離れられなかった要因だったと私は考えています。

私との距離が近すぎたのです。

それはさておき、あーちゃんはその日からお母さん同伴で保育園に登園し活動に参加するようになりました。

一方で、他の4人は全く泣きません。

まず我が家のかえちゃん。まーくんの送り迎えや保育園行事にいつも一緒に行っており、保育園になれています。泣きません。

もう1人も去年の8月から入園しており、慣れています。泣きません。

もう1人は、お母さんが行動を制限しがちで極端に言うと「あれはダメこれはダメ」と言う感じ。

いつも抑制されているためかその子は動きが多いです。

でも私たちの保育園では何事も制限されることなく過ごせるので、この子はとても楽しそうに活動に入っています。

寂しさもあるのかもしれませんが、それより楽しい!が上回っている様子。泣きません。

もう1人、私が気になってこの記事を書こうと思ったきっかけになった子です。

この子も泣きません。

泣かないし、着替えやお弁当の準備や片付けなど自立してできて、すごいと褒められまくっています。

でも、表情はあまり冴えません。

お母さんがお迎えに来ると一目散に荷物をまとめて走っていって、さっさと車に乗り込みます。

この子は、我慢している。そう感じました。

実はこの子は2年くらい前から知っているお友達なのですが、お母さんにべったりで、お母さんのことが大好きでした。いつも抱っこしてもらっていました。

2月に弟が生まれ、そして4月に入園。

弟の誕生から、きっとたくさん我慢していて、そして初めての母子分離の寂しさも自分を抑え我慢している。

まだ3歳の子どもがです。

泣かないからそれでいいのか?

母と離れてなんとも思わない子どもはもちろん泣きませんがそれでいいと思います。

でも本当は寂しいのに自分の気持ちを出せない、出してはいけないと思っている子どもはどうでしょうか。

自分の負の感情を自分の中に閉じ込めておくこと、子どもにとって、つらいことなのではないかと思うのです。

表面上は、泣かないからいい子、泣かないから大丈夫と受け取れるかもしれません。

でも、泣かないんじゃなくて、 泣けない 場合もあるのではないでしょうか?

このように考えてみると、めちゃくちゃに泣いて保育園を拒否したまーくんや、お母さんを求めるあーちゃんの反応は至極正直で真っ当なものだと捉えられます。

まーくんもそうでしたが、そのうちに新しい友達、先生、そして毎日の活動に慣れ、お母さんがいなくても大丈夫になって行きます。

まーくんの入園当初の反応を思い出して凹んでいた私ですが、まーくんは自分の気持ちをなんの躊躇いもなく、そして激しく表現することができた。

そしてその気持ちをお母さんに受け止めてもらえて、しばらく保育園に付き添って一緒に行ってもらったこと。

まーくんにとっては、自分をありのままに受け入れてもらえた経験になったのではないかといま考えています。

泣いちゃう子のお母さんに伝えたいこと

今、入園したばかりで登園時に泣いちゃって悩んでいるというお母さん。

それは、お母さんが今まで一生懸命にその子と関わってきた、共に時間を過ごしてきた証拠であり、勲章です。

子どもは適応能力が高く、永遠に続くかと思う登園渋りも、そのうちになくなって行きます。

泣かない他のお子さんを見て、複雑な気持ちになることもあるかと思いますが、私は、よっぽど泣いてくれる方が健やかであると思います。

また、登園渋りで悩んでいるお母さんは、ぜひ保育園や幼稚園の先生に相談してください。

先生は子どもの育ちや子どもとの関わり方のプロなので、私たちとは見えている世界が違います。

私はまーくんの入園当初、先生にも他のお母さんにもこんなこと言えない、、と引け目に感じ、文字通り誰にも相談することができませんでした。

先生の考えを知り、他のお母さんと気晴らしにおしゃべりし、気軽に構えていられると、子どもにとっても心地よく、いいのではないかと思います。

今日はこの辺で!

子どもの様子を観察することは本当に面白いですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました