保育園登園拒否の長男へのアプローチとその結果③

子育て

運命の3週間目

 こんにちは、こまくです。

 今回は前回の続きになります。

 前回の記事を読まれていない方は、こちらから読んでいただければと思います。

保育園登園拒否の長男へのアプローチとその結果②
4月より保育園に登園できずにいる長男についての記事です。徐々に保育園に行けるようになってきた長男。保育園に最後までいられることが次の課題と考え、新たなアプローチを始めます。今回の記事ではゴールデンウイーク明けの2週間目について書いています。

 運命の3週間目が始まります!

月曜日 ~時は来た~

 朝になり、まーくんに保育園の日だねと伝えると、

 「もう保育園は行かないよ」

 うーん。

 もはや安心感があります。

 説得を試みるも、やはり月曜日は頑なに保育園に行かないと言います。

 今日も仕方ないと保育園にお休みの連絡を入れ、いつもの月曜日が始まると思いきや、

 妻がめちゃくちゃ落ち込んでます。

 一生一人で保育園に行かないのではと嘆いています。

 いつまで付き添いを続けなければならないのか見通しが立たないこと。

 行くだ行かないだというのに付き合うこと。

 限界が来たみたいです。

 確かに、先週私が1人で3日間付き添っただけでも大変だったのに、妻は1歳の下の子を連れて毎日のように付き添ってくれていたわけですから、疲れないわけがありません。

 そして、何も変わらない月曜日の朝。

 それは心が折れます。

 でも私は、確実に登園に向かって前進していると、確信していました。

 妻を励まし、保育園が終わる時間になったら園長先生に私が連絡することになりました。

 まーくんのこの保育園に行けないことが自然な反応であると言ってくれ、この3ヶ月が勝負でしょうとアドバイスをくれた園長先生に、今のまーくんがどう見えているか聞くためです。

 そして保育園が終わる時間になりました。

 電話をかけ、園長先生にまーくんがこのままで保育園に1人で通えるようになりそうか尋ねました。

 すると、

 

 「とてもいい状態なので、明日から1人で来させてもいいかもしれません」

 

 え?

 え?!

 本当ですか!

 確実に前進しているとは思っていましたが、もうゴール目前まで来ていたとは夢にも思っていませんでした。

 さらに先生は続けます、

 

 「お父さんお母さんに付き添っていただき登園したおかげで、まーくんはこの保育園での生活をほとんど知ることができています。

 何時にお散歩に行くのか。

 どんなところにお散歩に行くのか。

 お昼ご飯はいつ食べるのか。

 先生は誰がいるのか。

 お友達は誰がいるのか。

 何時に帰ることができるのか。

 もうまーくんは全てわかっているはずです」

 

 なるほど。

 これを1人で登園できる判断の基準にしてたのですね。

 確かに、まーくんが保育園に行かない理由の大部分を占めるは、

寂しさと、見通しが立たない不安があったこと

 であったと思います。

 ただ、明日急に1人で置いていったら登園2日目のようにずっと泣いてしまい、またお迎えに行くことになるのではと思うのですが、と尋ねたところ。

 

 「間違いなく泣くと思います。

 泣いても構いません。

 2日目はあまりに不安でかわいそうだったのでお迎えをお願いしました。

 また、他にも入園したばかりの子がいたので、他の子への影響も考えてお帰りいただきました。

 今は他の子も今安定しているので、保育園の終わる時間まで泣き続けても構いません。

 お迎えは保育園の終わりの時間で大丈夫だと思います」

 

 とのことでした。

 なんと、2日目にお迎えを呼ばれたのはそういう理由だったのですね。

 てっきり私達は、この保育園が単なる『子供を預ける場所』ではなく、『自然の中で学ぶことを望む子共が集まった場所』であるため、泣き続ける子は帰って下さいということだと思っていたのですが、それは勝手な誤解だったようです。

 その子が安心して過ごせる条件を見定めて、条件を達成できるための協力を親に依頼する。

 私達に求められていたことが、今更になり理解できました。

 早速妻にこの話を伝えると、妻もノリノリで明日から1人で登園させる準備を始めてくれました。

 さあ明日、どうなるのか。

火曜日 ~運命の日~

 昨日の園長先生からの電話で、

 

 「まーくんに予めお母さんが帰ることは言わないでください。

 保育園に到着したら、『用事があったんだった!帰るね!』

 みたいにしてスッと帰って下さい」

 

 というアドバイスもいただいていたため、朝はいつも通りにまーくんに接しました。

 火曜日は登園する気になるようで、すんなり車に乗ってくれました。

 この後保育園に1人で置いていかれることなど知らず、呑気に笑っています。(悪魔)

 車が出発し、1時間程度したところで妻の車が帰ってきました。

 チャイルドシートを覗いてみると、

 ・・・まーくんがいません!

 保育園に置いてこれた!

 ・・・いや、誘拐か?

 いえ、置いてこれたんです!

 妻によると、先生のアドバイス通りスッと置いてきたそうです。

 さらに、案の定まーくんは大泣きしたそうですが、妻の車で出発すると手を振ってくれたそうです。

 自ら1人になることを受け入れてくれたサインにも感じられます。

 さあ、連絡が来ないことを祈ります!

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 お迎えの時間です!

 お迎えの時間まで連絡がありませんでした!

 ついに登園初日以来のまーくんが1人で保育園で一日過ごすことができました!

 しばらく妻とまーくんが戻ってくるのを待っていると・・・

 「ただいまあ!」

 帰ってきました!

 しかも元気な表情です!

 「まーくん今日1人で保育園にいたんだよ!」

 誇らしげに話しています。

 嬉しい。

 こんな日を夢見ていました。

 帰ってきてからのまーくんはどこか大人になったような様子であった意外はいつも通りであり、何事もなく夜を迎えました。

 こんな日が毎日続いて欲しい。

 そう願いながら、次の日を迎えます。

水曜日 ~当たり前の毎日~

 朝、まーくんに声をかけると、

 「もう保育園にはいかないよ」

 と言います。

 まあ昨日のことがあったので、すんなりはいかないと思っていました。

 しかし、昨日のことがあり、1人で登園できることがわかった妻と私は強気に出ます。

 妻も私も用事があり、まーくんが保育園に行かないなら、家で1人でお留守番をすることになると伝えます。(嘘)

 追い詰められたまーくん。

 大泣きしながら車で出発して行きます。

 少しの不安がありますが、きっと大丈夫です。

 だって車が出発した時、私に向かって『いってきます』と手を振ってくれましたから。

 こうして、ここからまーくんが1人で登園できる毎日が始まりました。

今のまーくん

 本日は6月2日。

 まーくんが1人で登園し始めてから2週間が経とうとしています。

 未だに朝は、

 「今日は保育園行きたくなくなっちゃった」

 とニヤニヤしながら言っていますが、朝に泣くことは無くなりました。

 毎日凛々しい顔で帰ってきて、保育園で新しく覚えた遊びなどを教えてくれます。

 きっとこれは保育園に通わせている親御さんにとって当たり前の毎日。

 でもこの毎日がどれだけ尊いものか、私達は身をもって知ることができました。

 これからもきっと何度もこのような壁にぶつかると思います。

 でもその度家族で力を合わせて乗り越え、家族の絆を強くして、当たり前の毎日の大切さを噛み締めていけるのだと思います。

 全4回に渡り、この長々した読みにくい文章を読んでいただきありがとうございました。

 ブログを再開して本日でちょうど1ヶ月が経ちましたが、やっと自分の書きたかった記事ができたと感じています。

 過去には本当に全く誰にも見られていなかったこのブログが、TwitterとInstagramのおかげもあり、

 本当にまだ数人ではありますが、読んでいただけているという事実がものすごく嬉しいです。

 読んでいただいた皆さんのおかげで、ここまでブログを続けることができました。

 本当にありがとうございます。

 これからもコツコツ記事を重ね、誰かの役に立てるような、誰かの心に響くようなブログにしていきたいと思いますので、

 どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

今日も一日お疲れ様でした!

明日も楽しく頑張りましょう!

それでは、また!

コメント

  1. りりちゃん より:

    はじめまして^^
    記事を読んで感動しました😭
    子供の成長って感動します😌

    • こまく妻 komaku より:

      りりちゃんさん。
      コメントありがとうございます。
      人生で初めてコメントいただきました。
      私も感動です。
      本当子供の成長って素晴らしいですよね。
      貴重な時間を過ごしているなと、ふとした瞬間に思います。

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