第1回 母乳と人工乳②

子育て

コマクはどう考えどう行動したか

前回の記事では母乳と人工乳のメリットとデメリット、そして自分に合っているのはどちらなのかということについて書きました。

では私達自身はどう考えどう行動したかについて書いていきます。

結論から言いますと、母乳だけで育てました。いつか人工乳を与える日が来るかもしれないと考えていましたが、最後までその必要がなく母乳だけとなりました。

その経緯について説明していきます。

全ての情報について1つ1つ考えていくとキリがないので、自分が大切だと感じるものに注目して考えました。

昔の人はどうしていたのか

粉ミルクが日本で販売されたのは1917年です。それまで自分の母親から十分な母乳を得られない子どもは他人の母親から母乳をもらっていました。しかしそう都合よく母乳が出る母親がいるわけではないので、重湯や牛乳を代わりに与えていました。その結果子どもが栄養失調となり、最悪の場合死に至ってしまうという問題があったために粉ミルクが発明されたわけです。

つまり、1917年までは栄養失調などの問題があったにせよ、日本人は人工乳を摂取せずに母乳だけで繁栄してきたということです。

この情報から、「母乳を必要な量摂取することができれば、子どもは問題なく育つ」と考えました。人工乳が母乳より優っているか劣っているかは別として、母乳で人は育つということです。

ビタミンD欠乏症

母乳で気になったのがビタミンD欠乏についてです。ビタミンDは腸からのカルシウム吸収を高めるなどの作用があり子どもの骨の発育に必要なのですが、母乳には子どもが1日に必要な量の半分程度しか含まれていないとされています。そのビタミンDが不足してしまうと背中が曲がったり、足の骨が変形したりする「くる病」を発症してしまうことがあります。

では母乳で育てたい場合どのようなことに気をつければビタミンD欠乏症を予防できるかについて書いていきます。

ビタミンD欠乏症の予防法

基本的な予防策は以下の2つです。

◯日光浴

◯離乳食の開始を遅らせない

それぞれについて説明していきます。

◯日光浴

ビタミンDは紫外線を浴びることで体内で生成することができます。地域や季節にもよりますが、一般的に日向で15分程度、日陰で30分程度過ごすことができればよいとされています。(北海道など紫外線の弱い地域はこの倍の時間必要と言われています)

全身ではなく手のひらや足の先だけでも構いません。

また、窓ガラス越しで日光浴をしてもビタミンDは生産されないため、窓を開けるか外に出る必要があります。

◯離乳食の開始を遅らせない

一般的に離乳食の開始時期は生後5〜6ヶ月頃とされています。この開始時期が遅れると、母乳以外の栄養素を摂取する時期が遅くなるため、ビタミンDの不足につながるということになります。

これらの情報から、「1日30分くらいなら日光浴もできそうだし、特に離乳食を遅らせる予定もないため、ビタミンD欠乏症は予防できるのではないか」と考えました。

自分達の生活スタイルから考える

次の記事に移ります。続きが気になる方は次の記事を読んでみて下さい。

このブログの目標は楽しく子育てができる人を増やし、家庭で育つことのできない子供を1人でも減らすことにあります。

あなたの子育ては間違っていません。

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