では何を信じればいいのか
前回の記事では正しい子育てなどないということについて書きました。
では、何を信じればいいのでしょうか。
私はこんなふうに子育てがしたいと感じたものや、しっくりくるものを信じればいいと思います。
そして、どのような子育ても否定しないことが大切です。
例 肌荒れの対応について情報をまとめる
例として、肌荒れについて考えてみたいと思います。後日同様の内容で記事を書く予定なので、今回は簡単に考えていきます。
◯西洋医学では軽度の肌荒れには保湿剤、強い肌荒れには積極的にステロイド軟膏を使用します。強い肌荒れで皮膚科を受診すれば高確率でステロイド軟膏を処方され塗布するよう指示されます。そして、ステロイド軟膏を使用すれば高確率ですべすべの肌に治ります。
◯東洋医学では漢方を内服することがあります。西洋医学のように薬で症状を押さえ込むのではなく、体質改善をすることで根本から肌荒れを治していきますが、時間がかかります。
◯一部の助産院や発展途上国などでは、肌荒れに対して何もしません。これは治療を諦めたのではなく、肌荒れは体内から不用なものを排出する際に起こる過程と考えたり、人が元々持っている力のみで治すことができるし、薬など余計なものを使用すると逆に持っている力を弱らせてしまうなどと考えるからです。
他にも色々な治療法や考え方があると思いますが、今回はこの3つの中で考えてみます。
例 肌荒れの対応について考える
この3つとも、間違った情報ではありません。3つ目の内容が怪しいと感じる人もいるかと思いますが、私の子どもが1年間かけて何もせずに肌荒れを治したという事実があります。
なので、どれを信じてもいいと思います。
「周りの子たちもステロイドでよくなってるみたいだし、とにかく早く肌荒れを治してあげたい。医者もステロイドは危ない薬じゃないっていってるから、ステロイドを信じてみよう」
というのもいいですし、
「よく分からないけどステロイドは怖いイメージがあってできれば使いたくない。でも何もしないのも抵抗があるから、体に優しくて根本的な治療になる漢方を信じてみよう」
というのもいいと思います。
「昔の人達はステロイドや保湿剤なんて使ってなかったはずだけど、肌がぼろぼろだったなんて聞いたこともない。現代の途上国の子どもだって水で顔を洗ってるだけなのに肌が綺麗な子が多い。本人が肌が痒くて眠れないってことはないみたいだから、とりあえず何もしないってのがしっくりくるし、いいんじゃないかな」
こんなふうに考えてもいいと思います。
大切なのは、否定しないこと
そして大切なのは、自分の選ばなかった考えを否定しないということです。
インターネットでどんどん調べていくと、上記したステロイド、漢方薬、何もしない行為のそれぞれを否定する記事が見つかります。何もしない行為については虐待だと書く人もいます。
本来親が子供のことを考え、自分たちに合うと思った選択を自由にしていけばよいはずなのに、このような否定的な情報に触れることで自分の選択に自信がなくなってしまいます。
このように自信がなくなってしまうと、周りから変な目で見られているんじゃないかと外出することに抵抗が生まれたり、友達や家族との会話の中で肌荒れについては触れたくないという気持ちが生まれてしまうことがあります。そのような気持ちが生まれることが、情報過多による育児疲れにつながります。
子供のためを思って親がとった行動に間違いはありません。
世の中たくさんの知識や考え方があり、どれが自分の子供に合っているのかはわかりません。1番効果があり効率のよいものを選びたいと思ってしまいますが、それは全てを行い比較しなければなりません。それは不可能です。肌荒れでいえば、ステロイド軟膏を塗るという選択と何もしないという選択を両立させることはできません。
なので無数の情報の中からこんなふうに子育てがしたいと感じたものや、しっくりくるものをまず信じてみて下さい。そして子供ことを考え行動している自分を信じて下さい。
このブログについて
正しい子育てなどないということ。そして数ある情報の中から自分に合っていると思ったものを選択し、それを選んだ自分を信じて子育てをしてほしいということについて書きました。これがこのブログを通して読んでいる方へ伝えていきたいことです。
今後は育児の悩みとしてよく取り上げれる話題について情報をまとめ、どう考えていくのがよいか記事を書いていく予定です。気になる記事がありましたら、読んでもらえると嬉しいです。
このブログの目標は楽しく子育てができる人を増やし、家庭で育つことのできない子供を1人でも減らすことにあります。
あなたの子育ては間違っていません。
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